国会活動

WHO総会への台湾のオブザーバー参加、日台関係

〇第201回国会 衆議院 外務委員会 2020年5月20日(水)

○井上(一)委員

 井上一徳です。よろしくお願いいたします。

 18日から19日にかけて行われたWHOの総会について質問をさせていただきたいと思います。

 けさの新聞にもWHO総会について様々な記事が載っておりまして、日本側としては、この新型ウイルス対策について、公平、独立かつ包括的な検証を求めたとか、あと、台湾の参加についても支持する旨の発言をしたとあります。

 ただ、米国は、かなり批判的で、世界保健機構、WHOの運営については、必要な情報の入手に失敗し、多くの命を犠牲にしたと、WHOの運営に対し批判をしたということも載っております。

 まず最初に、WHO総会について、日本としての成果と、それからどのように評価しているか、お伺いしたいと思います。

○橋本副大臣

 お答えをいたします。

 今委員からお話しいただきましたように、5月の18日、19日、これはビデオ会議という形ではありましたけれども、WHO総会が開催されております。そして、我が国も共同提案国となった新型コロナウイルス感染症に関する決議が採択をされたということは一つの結果なんだろうと思っております。

 本決議につきましては、新型コロナウイルス感染症への対策に関し、国際社会の一致団結した対応が重要であるということを各国が支持した結果であると認識しておりまして、このような決議が採択されたことは歓迎したい、このように思っております。

 また、今回の決議は、日本代表として総会に出席した加藤厚生労働大臣が述べた、WHOを中心とした対応に関する公平、独立かつ包括的な検証に言及されておりまして、これは我が国の主張がしっかりと反映された結果である、このように受けとめております。

 本決議も踏まえまして、世界的な感染拡大の一日も早い収束に向けて、引き続き、国際社会全体で連携し、対応してまいります。

○井上(一)委員

 先ほどの質問の中でも、やはり、台湾が参加できなかったということでした。報道によると、29カ国が台湾のオブザーバー参加を求めていたとあります。大臣も先ほどおっしゃっていましたが、残念ながら参加するに至らなかったということで、台湾という地域を考えても、世界全体の中で空白地域ができてはいけませんし、それから、台湾は今回のコロナ対策でも非常に成果を上げてきたという成果を世界全体で共有するというのは非常に大事なことだと思いますから、WHOにオブザーバーでも参加すべきであったと思います。

 この点について、参加が実現しなかったわけですが、大臣はどのようにお思いでしょうか。

○茂木国務大臣

 こういった世界的な感染症、課題については地理的空白をつくるべきではない、こういう観点から、台湾のオブザーバー参加、日本として一貫して支持をしてきました。

 さらに、井上委員おっしゃるように、今回のコロナに対する対応、さまざま、台湾から知見を得るべきところが多かったんじゃないかな、多くの国がそう考えたんじゃないかなと私は思います。

 今後、これから、今回の事案に対する公平、独立した包括的な検証が行われるということですけれども、こういった事態が起こったときにどうしたらいいのかというのをよく検証した方がやはり私はいいんだと思っておりまして、WHOにしても、では、オブザーバーで参加するのは加盟国で決めてくださいではなくて、WHOの事務局なりがもう少し主体的に、どういうところに参加をしてもらうかということに対してリーダーシップを発揮するということは、私はあっていいんじゃないかなと思っています。

○井上(一)委員

 ありがとうございます。

 アメリカのポンペオ国務長官は、プレス発表で、台湾参加を認めるか否かは事務局長に法的権限があるが、中国の圧力で見送ったと主張をしております。

 事務局長に台湾を参加させることができる法的権限があるかどうかについてはどのようにお考えでしょうか。

○塚田政府参考人

 お答えいたします。

 台湾のWHO総会へのオブザーバー参加につきましては、我が国は一貫して支持してきておりまして、その立場に変わりはございません。実際、台湾は、2009年から2016年まで、WHO事務局長の招待によりまして、WHO総会にオブザーバーとして参加してきているというふうに承知しております。

 WHO憲章上は、事務局長の権限というのは規定されておりますが、明示的に招待者あるいは招待するということについての規定はございません。ただ、今回のように、台湾はコロナ対策において公衆衛生上成果を上げて、国際社会とそれを共有することについて利益があるというふうに私どもは考えておりまして、今回、テレビ会議形式という若干変則的な形ではございましたが、WHO総会は本年の後半に再度行われる方向で調整されているというふうに承知しておりまして、引き続き、あらゆる機会を捉えまして、我が国のこうした立場をしっかり主張していきたいというふうに考えております。

○井上(一)委員

 この秋にもまた開催される予定の総会に台湾がオブザーバー参加できるように、ぜひ力を尽くしていただきたいと思います。

 このコロナウイルス感染症対策においても、台湾との連携が非常に重要になってきているわけですが、今後の外交ということを考えても、台湾との連携強化が非常に重要になってきていると思います。

 2020年の外交青書の中でも、これまでの表現をより強く、極めて重要なパートナーというふうに位置づけたと書いてありますが、大臣として今後どのように日台関係の発展を進めていかれるのか、お尋ねしたいと思います。

○茂木国務大臣

 台湾は、我が国にとって基本的な価値観を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーであり、大切な友人である、そのように考えております。

 まず、コロナについて申し上げると、今回、台湾は、新型コロナ対策として感染地域からの入域制限の迅速な実施や最新の情報処理、IT技術も駆使したマスクの安定供給などを実施してきておりまして、国際的に見ても感染が相当抑制された、そのように承知をいたしております。

 こうした台湾の対応というのは、感染拡大防止の観点から参考になるものと考えており、新型コロナがまだ世界的に地域的には拡大が進んでいるという中で、台湾も含めて国際社会が一体となって万全の対策を講じることが重要だと考えております。

 政府としては、もちろんこのコロナだけに限らず、台湾との関係を非政府間の実務関係として維持していくとの考えを踏まえて、日台間の協力と交流のさらなる深化を図っていきたいと思います。

○井上(一)委員

 台湾とは法の支配とか自由主義といった価値観を共有しておりますので、台湾との関係をぜひ深化させていただきたいということをお願いして、質問を終わりたいと思います。

 ありがとうございました。

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